本日(1/13)、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象区域に福岡県が追加されたことをうけて、1月27日(水)に開催予定だった「映画『朝鮮の子』を見て、朝鮮学校について学ぼう」につきましては、やむを得ずひとまず中止・延期とし、緊急事態宣言が解除された後にあらためて開催することとなりました。あしからずご了承下さい。
2017年に高江を題材にした一人芝居「想 sou」を福岡で上演して以来、ならゆんおきなわとも深いつきあいのある「劇団石(トル)」。その劇団石(トル)の新しい公演「キャラメル」を本来は今年2020年6月に福岡で開催するはずでしたが、新型コロナウィルス感染拡大のため、現在延期のままとなっています。来年2021年の開催を目指していますが、今後この「キャラメル」福岡公演の輪を広げていくために、いくつかの催しを開いていくこととなりました。今回はその第一弾となります。
日時:2021年1月27日(水)18:30~
場所:福岡県弁護士会館 301号室
福岡市中央区六本松4丁目2番5号
(福岡市営地下鉄七隈線「六本松」駅 1番出口から徒歩3分)
※夜間のため、正面入口ではなく会館南側(裁判所側・油山観光道路寄り)駐輪場横の
通用口からお入りください
上映:「朝鮮の子」日本/1955年/日本語、朝鮮語/モノクロ/30分
講師:柴田 一裕 劇団石(トル)福岡公演実行委員会/ならゆんおきなわ
参加費 500円
※terra cafe kenpou 学習会として行われます
主催:terra cafe kenpou・中央区九条の会/劇団石(トル)福岡公演実行委員会/ならゆんおきなわ
連絡先:
劇団石(トル)福岡公演実行委員会
HP: https://gekidantol-to-fukuoka.jimdosite.com
E-mail: narayun.okinawa@gmail.com
TEL: 080-8121-6355 (留守電対応、後ほどお折り返し連絡致します)
Facebookページもあります!「劇団石福岡公演実行委員会」で検索を
○この映画について
1952年(昭和27年)、東京都教育委員会は「都立朝鮮人学校は、昭和31年3月31日限り廃校する」と一方的に通告した。それに憤慨した在日朝鮮人たちが「民族教育を守れ」と朝鮮の子制作委員会を組織し、在日朝鮮映画人集団とともに製作した貴重なドキュメンタリーが本作品である。
当時の都立朝鮮人学校の子どもたちの作文を基に制作されたもので、戦前の辛苦に満ちた生活を切々と語る神戸の祖母や、父親が仕事につけないため苦労する母親など、差別と抑圧とともに歩んできた民族の歴史が子どもの視点で捉えられ、語られている。在日コリアンの子どもの教育環境は、本作品から65年が経った現在、果たしてどれくらい改善されたのだろうか?
○映画『朝鮮の子』背景情報
■国語講習場
戦後、植民地支配によって奪われた言葉や文化を取り戻そうとした在日韓国・朝鮮人が、朝鮮語による民族教育を行うために自主的に建設した「国語講習所」が、朝鮮学校のルーツ。
■二度の廃校
1948年、文部省は、朝鮮人の子どもには一条校(小中学校など、学校教育法一条に定める学校)への就学義務があるとする通達を出し、各自治体は朝鮮学校を閉鎖していったが、一部地域では文部省の定めるカリキュラム・教科書を受け入れ日本語で授業をおこなうこと等を条件に公立の学校として存続したところもあった。
1952年のサンフランシスコ条約によって朝鮮人が日本国籍を失うと、政府は、朝鮮人の子どもが公立学校に通うのは「恩恵」にすぎないとして、朝鮮学校に対する公費支出を違法とした。このため、公立として存続していた朝鮮学校は、またもや閉鎖に追い込まれた。
現在の朝鮮学校はそのほとんどが、1955年以後、再び自主運営の朝鮮学校として体系化されたものである。
■官製差別
現在、高校授業料無償化の対象から朝鮮学校が除外されることをめぐって、各地で裁判がおきている。福岡でも2020年10月30日に、不当な控訴審判決が言い渡された(現在上告準備中)。
日本政府に対して、国連「子どもの権利委員会」は、適用基準の見直しを求める勧告を出している。また、大学受験に際しても、朝鮮学校だけは、公的に受験資格が認められておらず、大学の個別審査に委ねられているのが現状である。
○劇団石(トル)福岡公演実行委員会とは?
滋賀県を拠点に、在日コリアンとしてのアイデンティティーをベースにしたオリジナル作品を、全国各地で上演する劇団石(きむきがん主宰)の公演を、福岡市域で開催するために立ち上がった、市民有志のグループです。
2021年6月には、日本軍慰安婦問題を扱った演目『キャラメル』の公演を予定しており、その収益で、東区和白にある福岡朝鮮初級学校の子どもたちに、きむきがんのマダン劇の公演を贈りたいと考えています。
しかし、新型コロナウィルスの感染が広がる中で、開催の目処を立てることがなかなか難しく、また、一度開催を延期をしたことで、宣伝費用などの経費が倍増してしまったので、今やれることとして、朝鮮学校を知ってもらう活動や、『キャラメル』公演の資金作りに力を入れているところです。
実行委員会のメンバーを募集しています!
新型コロナウイルス(covid-19)の感染拡大がなかなか収束しない中、沖縄では7月のいわゆる「第二波」で深刻な感染爆発がおこってしまい、観光業を中心に被害は甚大で、辺野古や高江での座り込み行動も中止を余儀なくされるなど、大きな影響が出ました。
沖縄での感染拡大は、ヤマトから持ち込まれたものが広がったとする指摘がある一方、米軍基地での感染拡大が深刻な事態となりました。海外からはもちろん、島外からでさえ人の往来が厳しく制限される中、日米地位協定によって米軍関係者の出入国は事実上フリーパスで、ロクに検査や行動制限もなされないまま、パンデミックが起こっていたアメリカから米兵が次々と日本にやってきていたからです。
コロナ禍下の沖縄と米軍基地の状況について、医師として沖縄での勤務経験もある、おかもと小児科クリニック院長の岡本茂樹さんにお話を聞きます。
※当初、8月に第30回勉強会として開催予定だった「三線を聞く会」につきましては、今後の新型コロナウイルス感染拡大状況を見て後日あらためて企画し開催する予定です。
講師:岡本 茂樹さん
おかもと小児科クリニック(福岡市東区) 院長
福岡県反核医師の会 代表世話人
沖縄とむすぶ市民行動・福岡 代表
※入場の受付は先着順ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、事前のメールでの参加連絡、もしくは、Facebookイベントページでの「参加予定」表明やFacebookメッセンジャーでの参加連絡をいただいた方を優先させていただきます。
※参加にあたっては、手指の消毒、マスクの着用、せきエチケット、フィジカルディスタンス、換気の実施、連絡先の御記入等に御協力をお願いします。
※発熱等、体調に不安のある方は参加を御遠慮下さい。
日時:2020年10月24日(土)18:30~20:30
会場:福岡市健康づくりサポートセンターあいれふ
8階視聴覚室A(定員36名)
(福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号)
アクセス http://www.kenkou-support.jp/access/
地下鉄「赤坂」駅で下車し、3番出口より徒歩約4分
車でお越しの方は、地下駐車場もしくは周辺の有料駐車場を御利用下さい。
※いつもの福岡YWCA会館ではありません。御注意下さい。
参加費:500円
主催:ならゆんおきなわ
〜沖縄を知る勉強会 in Fukuoka
https://www.facebook.com/narayunokinawa/
https://narayun-okinawa.jimdo.com
共催:
福岡YWCA平和グループ
沖縄とむすぶ市民行動・福岡
問い合わせ・参加連絡:
E-mail narayun.okinawa@gmail.com
劇団石(トル)ひとり芝居
「在日バイタルチェック」
脚本・演出・出演 きむきがん
福岡公演
2018年10月6日(土)17:30開場 18:00開演
福岡朝鮮初級学校 体育館 にて
多数の御来場ありがとうございました。
詳細はこちらへ
「ならゆん」とは「学ぶ、知る」という意味のうちなーぐち(沖縄のことば)です。
「沖縄のことを学ぶ」「沖縄に学ぶ」の二つの意味を込めました。
基地のこと・沖縄のことを2か月に1回をメドに学びます。ゲストを囲んでのトークや、映像やニュースを題材に事実や背景を知り、解説者からお聞きします。
原則的に事前の申し込みや予約は必要ありません。直接会場へお越し下さい。
毎回参加出来なくても、自分の参加できる回、自分の興味のある回だけでも参加できます。
※場合によっては事前予約制をとる場合もあります。「最新勉強会情報」「予定・お知らせ」の内容をよくご確認ください。
私たちの開催趣旨に賛同し、所定の参加費をお支払いいただける方であれば、どなたでも御参加いただけます。