第25回勉強会 「沖縄スパイ戦史」福岡上映会&三上智恵監督講演会


ならゆんおきなわ 第25回勉強会
「沖縄スパイ戦史」福岡上映会&三上智恵監督講演会

 第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む20 万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が自決する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など「裏の戦争」が続いた。作戦に動員され、故郷の山に籠って米兵たちを翻弄したのは、まだ10代半ばの少年たち。彼らを「護郷隊」として組織し、「秘密戦」のスキルを仕込んだのが日本軍の特務機関、あの「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。
 1944年の晩夏、42名の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙いとは。そして彼らがもたらした惨劇とは……。

 長期かつ緻密な取材で本作を作り上げたのは、二人のジャーナリスト。映画『標的の村』『戦場ぬ止み』『標的の島 風かたか』で現代の闘いを描き続ける三上智恵と学生時代から八重山諸島の戦争被害の取材を続けてきた若き俊英、大矢英代。
 少年ゲリラ兵、軍命による強制移住とマラリア地獄、やがて始まるスパイ虐殺……。戦後70年以上語られることのなかった「秘密戦」の数々が一本の線で繋がるとき、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない。
 映画は、まさに今、南西諸島で進められている自衛隊増強とミサイル基地配備、さらに日本軍の残滓を孕んだままの「自衛隊法」や「野外令」「特定秘密保護法」の危険性へと深く斬り込んでいく。

(c)2018『沖縄スパイ戦史』製作委員会

日時■6月29日(土)【1回目上映】10:00~/ 12:15~ 三上監督講演会(75 分)/【2回目上映】14:00~

場所■福岡市早良市民センター大ホール(500 人収容)
 福岡市早良区百道2丁目2番1号(地下鉄藤崎駅・西鉄藤崎バスセンター直上)
 ※駐車場はありません。車でご来場の場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。

入場料■大人1500円/高校生500円/中学生以下無料/障がい者1000円※付き添い人1 名まで
※前売券や事前予約はありません。全て当日券となります。
この金額で、映画1回と三上監督の講演会の両方にご入場いただけます。

主催■ならゆんおきなわ ー沖縄を学ぶ 沖縄に学ぶー
 問い合わせ:TEL 050-3736-4153(留守電対応) E-mail narayun.okinawa@gmail.com
 ※お返事に時間がかかることがあります。また、留守番電話へのお返事の際に、上記と違う電話番号でかけさせていただきます。あらかじめご了承ください。

共催■沖縄とむすぶ市民行動・福岡/福岡YWCA 平和グループ

イベント情報はFacebookページもご参照下さい。
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